品質方針

(1)基本方針

私達は、品質で顧客の信頼と満足を得ることが、21世紀社会に存続し、貢献できる会社となるための最重要課題であると認識し、全社をあげて品質第一に徹した製品・技術・サービスを創造し提供します。

(2)行動指針
  1. グローバル・スタンダード
  2. 顧客の品質に関する情報を収集・解析し、品質計画に反映し、展開して行くために活動をグローバルな規模で進め、最高の品質を目指します。関係会社、協力会社にもチェーンとして機能する品質保証体制を構築し、より高度の品質管理活動を全社を挙げて、一貫した手法により実施します。

  3. 品質作り込みと基本の徹底
  4. 製品の企画・開発から販売・サービスに至る全てのプロセスに於いて、常に物作りの基本に立ち返り「品質作り込み」を実施します。このためあらゆるプロセスでの標準化を進め、必要な管理手法を修得し、実践することで仕事の質を高め、品質の安定と向上を図ります。

  5. 品質目標の達成
  6. 品質活動を効果的に進めるために、具体的な到達点と問題解決方策を明示した品質目標を定めます。品質目標を共有し、それぞれの職務に於ける品質責任を明確化し、一致協力して品質管理活動に取り組みます。

  7. PDCAスパイラルアップ
  8. 品質目標と計画が正しく実施されているかを自ら内部監査によってチェックし、改善すべきは是正(処置)を行い、結果の確認をし、次の改善に繋げます。 常にPDCAを回し、より高度な水準へと展開します。

  9. JIS、ISO、TS規格適合
  10. JIS、ISO9001、TS-16949などの関係規格・基準は守るべき最低限のレベルと認識し、品質管理の維持向上に努めます。品質マネジメント・システムが有効に機能するようにレビューを繰り返し、継続的改善を行います。

  11. 顧客満足の増大
  12. お客様や市場の声には耳を傾け、迅速で前向きの対応を取ります。大切なお客様に信頼いただき、当社の製品・技術・サービスに満足頂いたかを調査・解析し、更に向上させるための方策を次の品質目標に反映・展開します。 

環境方針

(1)基本方針

私たちは、地球環境の保全が人類共通の重要課題であることを認識し、全社一丸となって、環境に配慮した企業活動に取り組むものとする。

(2)行動指針
  1. 法律の遵守
  2. 環境関連の法律とその精神を遵守し、オープンでフェアな取り組みにより、当社の生産活動が環境に与える影響を把握し、環境負荷の継続的改善を図る。

  3. 地球環境の保全
  4. 製品の開発・設計・生産・廃棄物発生にいたるすべての段階において、環境に及ぼす影響を予測し評価して、地球規模の環境保全を実施する。同時に、省資源、省エネルギーおよび廃棄物の削減を推進する。

  5. 省エネや廃棄物の削減の推進
  6. 当社における設備の開発・設計・稼働にあたっては、環境との調和を常に把握し、汚染の予防、エネルギーや資源の有効活用および廃棄物の削減に配慮した処置を行う。

  7. 環境にやさしい製品の開発
  8. 省資源、省エネルギー、排気ガス低減および廃棄物削減に配慮した製品の開発に努め、地球環境の改善に貢献する。

  9. 継続的な環境保全の改善
  10. 「環境目的・目標」を設定し、その実現を図り、年に一度見直すことにより、環境保全の継続的な改善を図る。「環境方針」も同時に見直す。

  11. 地域社会への貢献
  12. 良き企業市民として、地域社会への貢献という視点から、環境保護への支援・協力活動に積極的に取り組む。

  13. 環境方針の公表
  14. この環境方針は、組織のために働くすべての人に周知させるとともに、社外に対して公表する。

情報セキュリティ基本方針

株式会社リケンおよびグループ会社(以下、「当社グループ」という。)は、お客様や取引先をはじめとしたステークホルダーの皆様から預かった大切な情報をもとに事業を行っており、そうした情報を外部からの不正アクセスやサイバー攻撃、内部不正による情報流出などから確実に保護し、信頼に応えることが、経営の重要課題であると認識しています。
当社グループは、2022年7月17日に発生した情報セキュリティインシデントによってステークホルダーの皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けしたことへの深い反省に基づき、改めて「情報セキュリティ基本方針」を見直すとともに、確かな情報セキュリティ管理体制を再構築し、情報セキュリティを継続的に向上していきます。

  1. 経営者の責任
  2. 当社グループは、情報セキュリティの確保を経営上の重要課題とし、情報セキュリティ管理に関する全ての事項の決定権限と責任を持つ「最高情報セキュリティ責任者(CISO)」のもと、経営者主導で組織的かつ継続的に情報セキュリティの改善・向上に取り組みます。

  3. コンプライアンス
  4. 当社グループは、情報セキュリティ関連の法令や規則、お客様・取引先との秘密保持契約をはじめとした契約上の義務、およびその他の社会的規範を遵守します。

  5. 情報セキュリティ管理体制
  6. 当社グループは、「DX・サイバーセキュリティ推進部」を主管部門として、サイバーインシデントを防ぐためのリスクアセスメント、IT システムや機器の脆弱性診断、不正アクセス・操作等の監視などの情報セキュリティ対策を確実に実施します。 また、当社グループは自動車産業の一員として「自動車産業サイバーセキュリティガイドライン」を指針とした情報セキュリティ強化の取り組みを推進し、継続的なレベルアップを図っていきます。

  7. 情報資産の適切な取り扱い
  8. 当社グループは、情報セキュリティ関連諸規定に基づき、保有する情報資産を分類・整理し、機密レベルに応じた施錠保管やシステム的なアクセス制御、入退室管理などの適切な情報管理を行います。また、当社グループの役員および従業員等は、業務上の目的以外に、当社グループの情報資産を利用しません。さらに、外部の専門機関によるシステム監査等を継続的に受審し、適切性や信頼性を担保します。

  9. 情報セキュリティ教育
  10. 本方針を徹底するため、当社グループは、情報資産を取り扱うすべての役員および従業員等に対して、情報セキュリティに必要な知識(リテラシー)や、重要性やリスクの認識、利用者・管理者における責任と義務など、情報セキュリティを確保していくために必要な教育・訓練を継続的に実施します。また、情報セキュリティの関連部署や管理に携わる役員および従業員等には、役割に応じた階層別教育を行います。

  11. 情報セキュリティインシデントへの対応
  12. 当社グループは、情報セキュリティ管理体制のもと、IPAやJPCERT/CC等の外部組織から発信されるセキュリティ関連情報を適時に収集・確認し、継続的なセキュリティ監視および自社のITシステム・機器のセルフチェックを行い、サイバーインシデントの発生予防に努めます。 また、インシデント発生に備え、効果的に対応するための体制・手順を平時から整備するとともに、万一の有事の際には、迅速に対応して被害の最小化に努めます。

    2023年6月23日
    株式会社リケン
    取締役常務執行役員 兼 最高情報セキュリティ責任者
    坂場 秀博